undertale感想+考察雑記

Twitterでもぽろぽろ呟いてましたがネタバレになりそうなことが多い(割と何でも言っちゃってたけど)ので一回整理しておきたくて…3周半しました。Gルートもクリアしたかったけど力量的に無理ゲー過ぎて生活に支障がでそう(主に原稿が)なので諦めました…プレイ動画を見てDisられました悔しい…。

①Nルート
②Pルート(Sansの審判イベントをショートカットしてしまう痛恨のミス)
③不殺Nルート→Pルート(審判見れてよかった)
④Gルート…のはずだったけどアンダインが倒せなくて断念。ゲームが下手すぎる。

でした!最高のゲームでした…ありがとうTobyFox…。

 

 


Nルート雑感

・まずくそみたいなローディング時間が一切ないところが最高。やっぱりゲームはこうでなくっちゃね…。昨今のグラフィックに拘るあまり画面が切り替わる度に真っ暗ローディングになるのが気に喰わなかったんだクソ…。任天堂信者なのでPS系ゲームのそういうとこ嫌いなんだよ…見やすい画面、楽しい操作、「自分の選択で」展開が変わっていくところ…ゲームの良さがコンパクトにまとまっていてプレイ中ノンストレスでよい感じ。

・「RPG好き」を逆手に取られた…一周目の一本取られた感がすごいよ…。オマージュ先と名高いMOTHERも好きだから当然「ラスボスを倒すまでにザコキャラを倒しまくってレベルを上げないと後が辛い」っていう固定観念に完全に支配されていた…。

・フラウィに騙される→トリエル登場でトリエルに対して若干不信感を抱いてしまうの、完全に作者の思うつぼ。Ruinの寂しげな音楽や置いてきぼりにされる展開が絶妙に不安を煽ってくる…。
ホームに着いてハイハイ、ここからさっさと出ないと冒険は始まらないんだよね…っていつものRPG感覚で進めていたのがあとになってラストでグサグサくるのすごい。ニューホーム…。

・トリエル戦で「あ、このゲームの音楽すごく良いな…!」って気付いたよね。どのBGMもゲームならではのイントロのピコピコ音と荘厳な楽器のバランスが最高。「母」の要素を持つ敵とのバトル曲にしてはやや感傷的で悲壮感があるんだよ…変拍子でうねるところなんて最高。

・骨兄弟は嫌いな人いる!?パズルを通してパピルスのことどんどん好きになってくよね…この辺でようやく「もしかしてこのゲーム、誰も倒さないのが正解では……」と勘づくも時すでに遅し。デートはカオスすぎる。こんなにいい奴なパピルスが登場時から「友達がいない」って何度も言うのちょっと引っかかる…アンダイン漫才とか見る限り絶対友達多いでしょ…骨兄弟の境遇が気にかかる段階(最近スノーディンに越してきたって言うし…)

パピルス戦の曲もいいよねえ~~~おバカキャラとはいいがたいロシアの民謡的音階がすごいおしゃれ。普通に強いし。スノーディンのピアノの曲も好きなんだ…ずっと聞いてられる…。サントラ買おうと決意する瞬間。

・決意といえばセーブポイントのネズミとチーズのくだりはMOTHER3のカエルの描写とそっくりだよね。ケロケロ。

・ウォーターフェルのアンダイン怖すぎるでしょ…めちゃくちゃびびってたよ…あの岩場の対決のシーンは「絶対倒す」って気分になるから駄目。普通に戦っちゃったよ…。やったー!倒した!!!!って思ったらアルフィーの名を呼びながらドロドロに溶けてくの…罪悪感たるや山の如し。まさか「逃げる」が正しいなんて気づくわけないよー。曲もいいよね中毒性高い。

・ホットランド…は正直ちょっとダレたかな…。RPGにおける「機械の町」って大体同じだから新鮮味にかけるよね。アルフィーSNSウザいし…(1週目のアルフィーへの好感度の低さ……)メタトンはすごい好き。クイズの「こいつ答えさせる気ねえ………」感大好き(カンペ出てるなんて知らなかったよ……)
「あなたはゴーストにキスしますか?」の質問がメタトンの正体の布石だったとはね…。

アルフィーがアンダイン好き過ぎて罪悪感たるや山の如し。

・惰性でコアまでクリアしたらメタトンEXが強すぎて勝てないの巻。絶対倒したる!!!って意気込んでたら視聴率がアレして戦闘終了した件

・あれこのあともしかしてボス…?意外とボリュームないなこのゲーム……とか拍子抜けしていたところにニューホーム……………まんまとやられました…ああ…私はトリエルを殺してしまいました…………許して……許して……

・教会でサンズと出会う。LOVEとEXPの下りはすでに懺悔モード……許されない…。

・どの面下げてアズゴアと戦えばええんやからの戦闘。MERCYを破壊されるの、「この後に及んであなたに偽善は許されない」って突き付けられてる感がえぐい。モンスターを殺してきた私はアズゴアも殺さなければいけない。
アズゴア戦でパイ使うと攻撃力下がるの辛過ぎでは!?アズゴアの曲イントロがバックホーんの「美しい名前」に似てるなっていつも思ってしまうの辞めたい(両方おそらく心音がテーマなんだろうなと思うと辛い)トリエルのワンフレーズがリフレインするの辛いオエエエエ…。

Photoshopフラウィって名前面白すぎるでしょ。突然グラフィックが3Dになるの草。
戦いが進むごとにねじれて不協和音になっていた「フラウィのテーマ」がどんどんまともな旋律になってくのすごいかっこいいよね…この辺は完全に音楽に心奪われてた。

・途中で挟まる、今まで拾ってきた「ぶき」と「ぼうぐ」…死んだ6人のニンゲンの落とし物なんだよな…この人間6人はモンスター(アズゴア)にぶち殺されてきた「不運な他人」だから彼らの末路を思うとなかなか複雑だよね。味方してくれてありがとう。

・フラウィを許す主人公。そしてPルートへ…。

 

Pルート感想


・小説や映画、漫画と決定的に違う「ゲームの良さ」って「プレイヤーの選択と周回によって異なる視点、展開が楽しめる能動性」であって、そこが丁寧に作りこんであると「いいゲーム」なんだよね。
周回プレイが「レベル上げのための惰性作業ゲー」にならず「新たな側面が次々と分かって楽しい」と感じさせるの最高だよ(レベリング周回プレイ嫌いマンの感想です)
それが一番顕著に感じたのは、1週目「寂れた居酒屋」だったグリルビーが「たくさんの客で賑わう店」になった瞬間だよ。ああ2周目やってよかったって思ったよね。

・自分を殺しにかかってるんだと決めつけてたモンスターの「攻撃」がそうではなかったと知ったときの後悔たるや……話し合いと相互理解の大切さよ…。

・アンダインとパピルスの漫才全フロア分あるの凄すぎない!?!?この作りこみに感動したわ…。あのくそ怖かった最強アンダイン様がこんなネタキャラだったなんて…アンダインが折に触れてアルフィーをほめるのめちゃ微笑ましいよね。一番マジかよ…って思ったのは草の茂みに逃げ込んだ主人公をいつも追撃しなかったのはアルフィーが草を大事にしてたから…ってとこだよ…お、お前ら……。あとアンダインが「パピルスは弱いわけじゃない、むしろ強い。でも優しすぎる。敵に殺されるのがオチだ」って言うの…ちゃんと分かってるのジンとくるよね…(Gルートのパピルスを思い胃が痛い)

・真研究所怖すぎて半泣きだったよ!!!!!ゲームの雰囲気変わりすぎでしょ!!!どんだけびびって死んだと思ってるの!?!めっちゃ迷ったし!!!

・真研究所に花が置いてあるのでぞわっとする回。フラウィおまえは……。

・アズゴア戦に殴りこんでくるトリエルマッマに前世の記憶が流れ込んできて目頭が熱くなるね。わーいみんな生きてる!!!!からの予想されていたアズリエル戦。MOTHER3のクラウス戦くらいエグい難易度(パーティ全滅でパーティに分配してた回復道具を使えないままひたすらタコ殴り耐久数十ターンの悪夢)を予想してたらヌルゲーじゃねえか!!!!(嬉しい)
SAVE THE WORLDのBGMが熱すぎて泣く。でもこの「おまえはもうロードもセーブもできない!!」→「だがSAVE(救い出す)ことならできる!!」のかけことばの熱い展開は英語版の良さが死んでて残念。

・アズリエルは主人公のことを「さいしょのニンゲン」だと思い込んでいた。だが主人公の名は「フリスク」この辺のネジれややこしい…考察めっちゃ見てるけどややこしい。

・ハッピーエンドお疲れさまでした。メタトン戦が終わった直後にアルフィーのデートイベント→真研究所に行くとニューホーム→審判イベントがスキップされちゃうからサンズに褒めてもらえないよ!!!!気を付けてね。
どうしても褒めてほしかった+サンズの部屋の鍵が欲しかったから不殺Nルート→Pルートやり直しました…一回Pルート終わって「全てをリセット」すると絶対にNルートにいっちゃうのもお忘れなきよう。不殺Nルートに進むとフラウィ戦のあとメタトン戦後に飛ばされるからそこからPルートに入れるよ。PルートのあとRuinのはじめの場所まで戻るとアズリエルがいて興味深いはなしが聞ける…(ウサギのねーちゃんの真実ェ…)


Gルート未遂

・Ruinで虐殺したあとBGM変わんの怖すぎ。

ナイフはどこだ(ムリ)

パピルスのパズルを踏みにじる行為が胸に来すぎてつら…主人公腐れ外道。

パピルス…………殺せないよ

パピルスを殺すと遭遇アイコンがフラウィに変わる(良心が完全に失われた暗示かな…)

・アンダインがヒーロー(勇者)になる展開は熱い。モンスター世界にとって自分こそが闖入者、侵略者であることがよくわかるシーン。

・つよ…

・勝てません(白旗)


考察的なもの

・地下世界の「モンスター」は通常RPG世界における屈強で暴力的な「モンスター」と違って脆く弱くはかない、モンスターと呼ぶより「妖精」に近い存在(思いやりと魔法によって出来ている善性の生き物)
人間にとって当然「敵対的存在である」というミスリード。人間の方が圧倒的に強い。

・人間は「思いやり」ではなく「水」でできている→善悪の両方の観念。二面性。

「初めのニンゲン」は人間を憎んでいた・復讐しようとしていた
→自ら盛った毒で死に、魂をアズリエルが取り込みバリアを突破(計画通り)
→人間の里でアズリエルと一体化した初めのニンゲンは彼に「虐殺」を指示
→「思いやり」のあるアズリエルはニンゲンに抵抗し殺すことなく地下に逃げ帰り死亡
→アズリエルの遺灰はニューホームに初めて咲いた(人里の花畑に行った際付着した種が芽吹いた?)金色の花に撒かれる
→アズリエルの魂はボスモンスターの魂なのですぐに砕けず花に残る
→その花が実験に利用され、ケツイを注入され復活するも、花に「思いやり」の感情はない為かつてもっていた善性を失った存在に
→フラウィはケツイの力を使って「みんなと仲良くなったり」「逆に殺したり」を繰り返していたが あるときセーブロードの優先権が主人公に移ったのを感知する?
→初めのニンゲンの魂がアズリエルからはがれおちた後は死体は棺に、魂はあの魂ケースに収納されるはずだった
→しかし「地下世界に落ちてきた人間の魂を7つ集めてバリアを壊す」という消極的な姿勢をとったアズゴアと決別したトリエルは初めのニンゲンの死体(と魂?)を持って出奔。ホーム(Ruin)に閉じこもり、ゲーム開始時の「初めのニンゲンが落ちてきた場所」に埋葬する。その場所には金色の花が咲く。
→6人の不運な人間が地下に落ちてくる?トリエルに保護されるもRuinから出ていきアズゴアに全員殺される
→主人公(フリスク)が現れる(落ちてきたとは一切明言されない)
→フラウィはケツイの力を持った主人公を「初めのニンゲン」だと誤認する(似ていたから…?)


ケツイは「死から立ち上がる力?=ロードする力」通常のモンスターに注入すると「身体が溶けてしまう」
→サンズは研究員だった為ケツイの存在を知っていて、ケツイによって足が溶けている(ドロドロの靴下)ロードを感知できるが介入は出来ない
→アンダインは死に瀕した際Nルートではケツイを抱くも溶けて死ぬ(ケツイを自発的に抱くことはモンスターでも可能?)しかしGルートではケツイの溶解を克服しヒーローとなって主人公の前に立ち塞がる

 

Pルートではフリスクと初めのニンゲンは全くの別人(善なる行い。最終的に人とモンスターを結ぶ大使になる)
しかしGルートでは虐殺を繰り返すフリスクの意思は初めのニンゲンに徐々に支配され最終的に肉体とケツイの力(セーブロードの力)を譲渡することに(未プレイなので曖昧)

どのルートでも初めのニンゲンとアズリエルの記憶が流れ込むシーンがあることから、初めのニンゲンとなんらかの精神的接触は確実に持っている(憑りつかれている?もしくは生まれ変わり…?)

初めのニンゲンはかつてアズリエルを利用して虐殺を敢行しようとしたがモンスターのもつ「善性」によって阻まれた
→今度は善悪両方を兼ね備えた人間であるフリスクに憑りつく。フリスクが地下世界に現れた際どのルートでも憑りついている(ゲームオーバーのシーンでアズゴアの声が聞こえるのもそのせい?ゲームオーバーのアズゴアは間違いなく「初めのニンゲン」の名を呼び、呼び掛けている、初めのニンゲンが毒を飲んだ死に際に聞いた声?)
フリスクが善行をしている内は精神干渉できないが、フリスクが虐殺を繰り返すことで善性の精神抵抗が弱まっていき乗っ取られる??

フリスクが結局どういう人間なのか(落ちてきたのか・肌が不自然に黄色い上に初めのニンゲンがしていたはずの包帯を巻いているからゾンビ的存在なのか…)があいまいなのでこれ!!!とは言い切れないのが面白いところ…なのか?

隠しキャラのガスターについてはよくわからないので割愛。